クモリン 小さな生き物のつぶやき

つぶやくように詩を作っていきたいです

二〇二〇年 私にできることは

   私にできることは

 

二〇二〇年

ウイルスとの戦い

 

私にできることは

ウイルスを運ばないように

家にいること

 

いろいろな人の顔が浮かぶ

離れて暮らす 高齢の義母 娘夫婦 兄夫婦

一緒に散歩する友人

足が痛いとき カゴを台まで運んでくれたスーパーの店員さん

手術の時 お世話になった病院の人

電車の中でにっこりしてくれた幼い子

バスや電車で 席を譲ってくれた人

「気を付けてお帰りください」と言ってくれたバスの運転手さん

 

みんなの笑顔を見たいから

家にいる

終息したら 義母にいっぱい会いに行く

 

だから 今は 

家にいる