クモリン 小さな生き物のつぶやき

つぶやくように詩を作っていきたいです

詩 蜘蛛

夏の朝

夏の朝 クモの網に道を譲って回り道 そういえば、加賀千代女の俳句には 朝顔につるべとられてもらい水 というのが、あったっけ 江戸の昔のその朝顔は みごとに咲いたことだろう クモは虫を食んでいる

オニグモと夜空、そして私 (不思議……)

オニグモと夜空、そして私 暑さの残る夏の夜 玄関脇の空間に オニグモ せっせと網作る おしりの先から出す糸で とても立派な網作る オニグモの上には星々が 幾光年先で燃えている 地球の片隅に生きるクモ 広がり続ける大宇宙…… 私も「不思議」の一員で 地球…