『茶碗の欠片 杉山なか女と地方病(日本住血吸虫病)橘田活子叙事詩集』
昨年、寄生虫館に行った時 日本住血吸虫の特設展をやっていた
日本住血吸虫の中間宿主 ミヤイリガイの小さいことに驚き、
この貝が中間宿主であること突き止めた先人の努力に感動。
ネットで日本住血吸虫について調べまくった。
いつもは読まないウィキペディアだけれど、「地方病(日本住血吸虫症)」はプリントアウトしてい読んだ。A4用紙で38枚!ウィキペディアを書いた人は日本住血吸虫症と人々の戦いに感動したから、これだけ調べ上げたのだと思う。
この病になった人たちが茶碗の欠片と言われたことも、杉山なかさんのことも書かれていた。
水腫膨張茶碗の欠片……この病に罹ると、割れた茶碗同様二度と元に戻らない
杉山なか……この病気の原因究明に役立ててほしいと、自ら死後の解剖を申し出た人
それで、「茶碗の欠片」と「杉山なか」で検索していたら、この叙事詩集にたどり着いた。
迷わず買った。
地方病との戦いの歴史が私の頭の中に繰り広げられた。100年以上の歳月……
『橘田活子叙事詩集 茶碗の欠片 杉山なか女と地方病(日本住血吸虫病)』